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2018年5月
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ようやく畑へ
2018-05-30
田植え終了。感慨、なし。これでようやく畑に本腰が入れられる。
 
これからが今期一番の繁忙期だ。7月中旬までは続く。田植え期間でかなり体力回復できたとはいえ、すでに大きく遅れている上に、今年は草刈りを自分でしなければならないため、相当厳しいかもしれないが、捨てるところは捨てて、絶対にコケない覚悟だ。
 
せめて、次男のせいで毎日強いられている寝不足がなかったなら。

スタブルカルチで痺れている
2018-05-29
段取りが目まぐるしい。今日は田植えをやるつもりで朝一から道路に並べて苗を乾かしていたが、雨が降りやがった。弁当食いながらこれを書くが、午後一からはまだ無理か。

こんな時の潰し作業ためにスタブルカルチをスタンバイしているのだ!・・と言うはずだったが、そうはいかなくなった。昨日今田地区を耕うんしていたら、安全ボルトが7本も飛んでしまい(1本800円・涙)、予備があと1本になってしまったので、大石の多い今田の耕うんを急きょ止めて、田津へ回送、緑肥の漉き込みに回ったのだ。仕方がないので、代わりに草刈り機を持ってきたが、本線作業でないからテンションが上がらない。

それにしても、スタブルカルチ。いい仕事をしてくれるが、短所もある。その一番は作業に時間がかかることだ。セミクロのトラクターを使っているので、旋回で切り返すようにしているのだが、いくら直線でスピードが出せるといっても、このハンデはどうにもならず、ロータリーに比べて大体25%増しの時間がかかる。

しかしこの「旋回鬱」だけなら目をつぶる。何はともあれ痺れているのが、安全ボルトが折れるたびに、大石を撤去し、ボルトを付け替える手間。石の状況によるのだが、1回につき10〜30分がかかる。この圃場は耕うん時間よりボルト付け替えの時間の方が多かった、なんてことが平気で起こる。

対応策を考えてみる。パッと閃くのが、爪を浅く入れること。しかし昨日は16cmと12cmで入れた。すでに決して深くない。これ以上浅いとこの機械を入れる意味が薄くなる。トラクター速度を遅くするというのもある。遅いと石の上に爪が乗り上げて凌ぐということもあるため、ボルトが折れにくくなる。しかしそれ自体で時間がかかるわけで、どうにも面白くない。

結局、ボルトを折れるだけ折って、その石は漏らさず回収し、いつの日か石のない圃場を目指す、という正攻法に収まることになる。果たしてボルトを何本折ればその日が来るか。

今度今田へ戻ってくるときは、せめて旋回ロスを減らすべく、ホイールのトラクターに付け替えるつもり。この程度の耕深なら問題なく引っ張るだろう。豪快にブーンと旋回して、旋回鬱とはおさらばだ。気分的には意外とこれで解決するかもしれない。

今日は今田デイ
2018-05-28
今田地区は、うちが農地をもっとも集積している地区で、管理面積17haのうち9.5haがここにある。今日は1日ここにへばり付くつもり。

といっても残り2枚となっている田植えはお休み。天気予報が雨模様だったので、乾かさねば植えれない苗により、昨日と今日はあらかじめ直前代かきの段階で休みを決め込んだのだ。結果的にはまったく降らず、できたなと。まあいい。やることは山ほどあるし、田植えは5月中に終わらせるのが最低限の目標だから。

ところで、機械が今田に大集合。

最後の代かきをこれから始める40PSトラ​(小屋の後ろ)。
一休みの田植え機と27PSトラ。
昨日から登場した真打ち、高性能除草機(奥左)。
57PSトラと大活躍のスタブルカルチ。
奥右は大豆播種で使う280cmハロー。
おまけで、ずいぶんと寂しくなった苗代。乾かしたせいで、あれだけ賑やかだったオタマジャクシがすべて死んでしまった。ごめん。ごめんよ。



育苗の今年の学び
2018-05-26
15時。ようやく昼飯。朝から自然栽培苗を乾かしていて、振り回されてこうなった。朝は曇りでなかなか乾かず、乾きだしたら今度は葉が巻く巻く。今日は土曜で女房がいないので尚更慌ただしい。右へ左へ走り回り、喉の乾きも小便も我慢して、何とか区切りまで植えたところ。やっぱり現状の苗では目に合う。改善の必要性を骨身に沁みて感じたことだ。
 
培土には、田んぼの土(床土)+稲わら堆肥(覆土)の組み合わせに当面こだわっていきたいと思っているのだが、その上で、今年は示唆が多かった。苗代の温度管理や水管理については、それらは培土の素材によって変わってくるであろう。であるなら、一つの苗代で、購入山土のものと、田んぼ土+稲わら堆肥のものとが同居しているのは具合が悪い。圃場を分けるのは余りに骨が折れるので、だから肥料入りの苗については、その同居の具合の悪さをカバーするような肥料の使い方・・それは私があまり取りなくない方法・・をする必要があると考えている。あくまで、いつかはすべて自然栽培苗に移行したいという前提の中での取り組みであるから、まあそれで構わないだろう。
 
さて、そろそろ苗の次のロットが乾く頃だ。残念ながら休憩は20分で終えて、ちょっくら行ってくる。

・・・
2018-05-25
 さ、畑、畑。

今年も自然栽培苗の悩み
2018-05-24
田植え3日目。先行している不陸直しが終了したので、今日からは畑にもいくらか掛かれる。

週間天気予報を見て、悩ましい。週末から今一つパッとしない。悪くはないんだけど、パッとしない。自然栽培苗の田植えを控えて、これは困る。試しにやったところ、今年の苗も乾かさなければ植えられない。だからガンガンに晴れてくれないと乾き具合が読めず難儀をすることになる。

かといって、天気が回復するのを待ってから田植えをするというのも面白くない。田植えは、苗が田植え機の手に負える大きさになり、かつ田植え数日後の除草機のテンションに耐えられるくらいにまで育った時点で、すぐさまやってしまいたい。というのも、近年出穂時期が早まりつつあり、生育期間を1日でも多く取りたいと考えているからだ。

今植えている施肥苗(肥料を与えた苗)なら、乾かさずに植えれる(むしろ湿らせた方が良い)ので、植える順序を逆にすればいいようなものだが、代かきとセットで計画するので予定は急に変えられない。

私の経験の範囲では、肥料を与える、もしくは無施肥でも市販の山土(商品名:グリーンソイル)を使えば乾かさなくても植えられて、無施肥でかつ床土に田んぼの土を使った時が植えられない。このことは毎年の課題なわけだが、先日自然農法センターの方から良い情報を頂いたが、そういえば以前、先輩農家からも同じことを言われていたのを思い出した。床土の水分が重要とのこと。来年はさっそく試してみたい。

除草機周辺の不安
2018-05-23
田植えは雨でもできる。と言いつつ、風を伴っていくらか強く降ると踏んで今日は中止にした。除草タイミングがシビアだった以前なら、あらかじめ代かきがしてあるので、代かき後2日目には絶対に田植えをしなければならない!と少々の悪天でも意地で田植えをしたものだが、高性能除草機がある今、1日くらいのずらしはなんてことない。こんなところでも楽になった。

しかし今日は雨も風も弱い。余裕で、できたなと。まあいい、朝から溜まりに溜まったデスクワークに向かい合っているし、幸い電話が良くかかってくるので良かった。田植え中はエンジン音のせいで着信にまず気付かないから。

さいさい書くように、除草機の威力にすっかり頼る管理に成り下がって(上がって?)いるが、不安がないわけではない。一昨日の田植え初日でまず驚いたのが、田面に浮かぶ発芽したばかりの無数の草だ。田植え時にこれだけの草を見たのは初めて。いくら除草機が高性能とは言え、果たしてこのあとしっかり対応できるのかと。同時にこれまでの減草を目的とした2回代かきがどれだけの効果を上げていたかを再認識したところだ。

また昨年の経験からは、昨年から新しく始めたほ場では、暗渠排水ラインが深くて除草機が入れられない。計算上では田んぼの12〜16%くらいは除草ができないとあって、これはバカにならない。昨年も部分的には大草になってしまった。大幅な不陸直しが必要なくなった段階で、2回代かきの復活を選択肢に入れざるを得ない。

まあ、すべてをすっ飛ばして除草機のみに頼って済むとは思っていない。何か合わせ技がきっと必要で、それが何かを見極めたいのだ。出来れば2回代かきは省きたい。これをやると丸々2日間の余分な手間を強いられることになる。2日あればどれだけ畑作業が進むことか。

畑は日に日に焦ってくる。いくらかは田植えと並行で進めたいと前に書いたが、昨日までの2日間では1秒もできていない。不陸直しが同時進行ということがあって、これから解放されない限りは無理っぽい。しかしあと2枚。今日中にやることも可能だが、デスクワークも重要なので、ちょっと無理か。

あと3日もすれば、真打ちの除草機の出番がやってくる。タイミングに猶予があるとはいっても、畑だって何だってさておいて、こいつだけはしっかり使いこなさなければならない。でないと、すべての構想が根底からひっくり返る。

最速の田植えを開始
2018-05-21
今日から田植えを開始。21日ってことは、えーと、どうだっけ、今までで一番早い開始だったか。最近この手の記憶が曖昧になってて、確かに死へ向かっていることを感じさせてくれる。ありがたいことだ。

心配したバカ苗も実は勘違い。ただの徒長だった。自然農法センターの方に指摘されて、胸をなでおろしていたが、今日改めて防虫ネットをはぐって見ると、確かにバカ苗は言い過ぎだ。本当のバカ苗は、今日これまでに植えた100箱で3本くらいだ。

今年は田んぼの管理でここまでで極めて楽をしている。除草機を導入したおかげで雑草対策のための管理をしなくてよくなったおかげだが、田植えだって楽になっている。落水してやれるから。これまでは物理的トロトロ層を守るために湛水したままでやらねばならず、マーカーの跡が見えにくく、あのストレスといったらなかった。ゴミを押し寄せて苗をなぎ倒すこともなくなって、本当に気が楽だ。雨の日の田植えはもっと違いが出るだろう。・・・と言いつつ、今日は落水するのを忘れてて、湛水したままやってんだけど(笑)。

これまでも傾向はあったのだが、これでいよいよ田植えというのは気楽な作業になった。田植えが始まったというと、忙しくなったね!なんて言われるが実は逆。稲刈りと同じで、やることが決まっているからのん気にできる。体力もほぼ使わないし、基本的に楽なのだ。

むしろ、田植えのおかげでストップしてしまう畑の管理の方に気が行って焦る。本当は田植えが始まるまえに、緑肥の播種をすませ、大豆予定圃の耕うんを一度やっておくのがいいのだが、今年はそれができていない。田植えは1枚(50a)ずつしかやらないので、いくらかは並行させて進めるつもりだが、2年目の田んぼの不陸直しがあるので、時間が思ったように割けそうにない。

その不陸直しも、今年は今のところ1枚につき1時間半くらいで済んでいる。2年目の今年で及第点のところまで直す!という意気込みだったが、時間がない、田んぼによっては来年に持ち越す必要がありそうだ。

今年はスタブルカルチの研究の年だったが、来年はそのスタブルカルチと組み合わせてさらに楽な上に良い管理ができそうだ。今からすでに来年が楽しみで仕方がない。

今年の農場見学会の予定
2018-05-19
う〜ん、車を運転してても、トラクターに乗っていても、人と話してても、何をやっていてもやたらと眠い・・。何とかならんか。

お知らせ。7月28日(土)に、自然農法国際研究開発センター主催の技術交流会(→★)を、うちで開催することが決定。この時期となると、うちが毎年やっている農場見学会もこれと兼ねるつもり。参加いただける方は、とりあえず予定しておいておくんなまし。

バカ苗病が多発
2018-05-18
出た出た。「バカ苗病」。ここ数日、苗の徒長具合がひどいなあ、と思っていたが、明らかだ。ところどころにピョンピョンという定番ではなくて、それなりに多発の部類じゃないか。

直接の原因は温湯処理を省略したことに間違いないだろうが、ではなぜ同じようにこれをやらず、私が聞いた範囲の周囲でバカ苗が出ないかとなると、ここでいろいろ考えうることが出てくる。ともあれ、来年からは面倒とか言わずに、不自然を受容して無難に温湯処理をやろうと考えているところ。

ほどほどで拘らない私なのに、この度は「らしく」ない。ではなくて、単に面倒くさがった結果だ。私は面倒くさがりなのか。いや、きっと違う。いっぱいいっぱいで頑張っているから、何でも省きたくなるのだ。このことだって単に経営の課題の一つ。冷静に見て行きたい。

それにしても、今年の稲作は大丈夫だろうか。

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