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2019年10月
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加納君が大山で遭難死(2)
2019-10-31
加納君のことが各社から報道されていたので、改めて調べたところ、状況をかなり知ることが出来た。彼の発見場所、当日の工程、主に下山に使われるバリエーションルートの存在など。私は多くを誤解していた。
 
彼はおそらく山にはそれなりに通っていたのだろう。相応の判断をしていたに違いない。しかし彼は間違えた。それはありがちな間違いではなかったか。
 
当日の天候や視界はどうだったのだろうか。ヘッドライトは持っていたのだろうか。その他に予備食は、防寒着は、携帯の充電は・・と気になることは多々あるものの、最大の不幸は、この季節に一晩で死へ向かわねばならぬ程度に、疲労していたのだろうとということ。
 
最後の彼の気持ちを想像すると、いたたまれなくなる。
 
報道の中で「何事にも一生懸命だった」という上司の言葉を見つけた。ちょっと不器用なこととセットにすれば、ある意味清清しいくらいに彼を言い得ている。私の中でもまさにそんな男だった。

加納君が大山で遭難死
2019-10-30
朝起きるや否や、先に起きていた女房から悲報を聞く。
 
昨日大山で遭難し亡くなった加納君は高校の同級生であった。クラスこそ違ったが、お互いに顔を覚えていて、もうかれこれ10年くらい前になるか、県職としての仕事でうちを訪ねてきた際にお互いに「あれっ」と。
 
有機農業分野に関わっていたから、それ以降付き合いが始まり、うちのお米を買ってくれたり、彼が大田へ単身赴任の頃は、彼のアパートへ飲みに転がり込むということも2度あった。2013年に彼が益田へ異動になってからは親交は途絶えてしまったが、メールのやり取りは残っていた。
 
最後に遭ったのはくにびきメッセでのイベントでだったか。「ようやく松江に戻れて家族と暮らせるようになったけど、あんまり興味のない部署でさあ・・。」と。もう4〜5年前だろうか。
 
それ以来、メールのやり取りも何もしていなかった。時々どうしてるだろうかと思うこともあったし、昨日も女房との会話にたまたま彼が出てきたばかりだった。
 
それがこんな形で近況を知ることになろうとは。よりに寄って山岳遭難。他人事ではない。彼は山登りをしていたのか。当時そんな話をしたかは思い出せない。彼はこのブログを見ていてくれたから、私の山の記事も見たかもしれない。新聞記事と地形図を見比べて勝手に想像したんだけど、どうして友らと一緒に下りなかった。だめだよ、何やってんだ。
 
 
 
ご冥福をただただ祈る。
 

・・・
2019-10-29
ゴボウの準備をしなければならない!!大体ならこの過去記事の「4.」まで終わってていい時期だ。しかし今年はこれから「1.」である。
 
なのに今日は午前中いっぱい出荷場で何やかんやとやっていた。これも大豆収穫に関わること、つまり本線なので、心の安定上問題はない「はず」なのだが・・。
 

まさかのこの時期のダウン
2019-10-28
木金は背中(激)痛、土日は発(高)熱で、散々だった。今朝ようやく復活。背中の痛みも同時に取れた。(当然ながら薬は1粒も1滴も飲んでない。)体のどこも辛くないというのは幸せだね。今日は何事も徐行運転で。

こうやって定期的に体が自動調整される人体の仕組みに感嘆するばかり。だが11月繁忙期直前のここ数日のロスは痛かった。もはや禁断の収益箇所の削減を計るしかない。昨年も書いた、『私が病気や負傷をせずに、家族も元気で、機械などに大きなトラブルがなく、天気にも恵まれたなら、計算上はいけるのだ。』ということは、ギリギリ当てはまりそうだが、昨年は明らかに奇跡であって、普通に考えて今年はない。

ぶっちゃけ、これを今の夫婦体制で全部凌いだら大儲けなんよね〜。だから博打的に突っ込んでみたい気がするわけ。でも今年は、ない。無理せず行きたい。

登山コースタイムの目安
2019-10-24
昨日に関連した山登りのネタ。

(ずんずん進んでいく息子。空荷の私より今回は早い!)
早朝に息子と登った深入山(1153m)は、登りのタイムが45分だったが、これは予定とドンピシャだった。山登りのコースタイムというのは大体予想できるのだ。登りは標準的な勾配の場合、標高差100mにつき15分で見積もる。これを基準にし、勾配(地形図を参照する、きついと早くなる)や荷物の重さで足し引きする。
 
深入山は登山口から山頂までの標高差が330m。勾配は標準、荷物は軽い、となるとちょうど40分くらいかと。これに小休止5分を足せば45分となるわけ。
 
読みにくいのは下りのタイム。路面の状況に左右されやすいのだ。標準的には大体3分の2にしておけばよくて、今回も30分だったから公式通りだった。
 
公式と言ったが、これらの公式が一般的に存在するわけではない。これらは私の登山経験の中で導き出した数字。当然のことながら個人差があるのだから、これは私の場合をいったまで。
 
さらに言えば、ちなみに平らな道のりでは1000mが15分だ。傾斜があまりにゆるやかな場合は、これも加味して考えればいい。ただこの道のりの扱いには注意がいって、登山道、特に整備の行き届いたハイキングコースでは、標高差よりも道のり表示の方が圧倒的に多いが、傾斜のある登山道においてはこれはあまり参考にならない。やっぱり使えるのは標高差。
 
子供らを連れて行くときは、この標高差があまりにも目安になる。長男は今600mくらいがちょうどいい感じ。次男もそろそろデビューさせたいので、まずは100mくらいから(下りはおんぶで)やらせてみたい。

長男はすでに標高差で山を値踏みするクセがつきつつある。だから先月の四国剣山(1955m・累計標高差550m)はリフトに乗らずに行けると自信を持っていた。あれ、四国剣山のことをブログで書いていなかった。また後日に。

娘の発熱で
2019-10-23
はてはて、何事も忍耐の日々。
 
昨週末の土曜日は、前々から計画していた、家族で「いこいの村広島」でのお泊り。私の中では、昨年から殺人的化した11月繁忙期を前に水盃を交わすつもりも、心の中に10%くらいは伴っていた。ともあれ、久しぶりにハレの気分でみんなで楽しんで来ようと。
 
時折小雨が混じるどんよりした中を、まずは三段峡の散歩。2歳の末娘の手を引いているので真ん中あたりの「水梨口」周辺のみ。
 
そして聖湖をドライブ。途中で偶然立ち寄った民族資料館の管理人のおじさんと、桑原良敏著の「西中国山地」の本で盛り上がる。これについては後日また触れたい。
 
そして夕方5時前、すぐ近くのホテルに向かっているとき女房が、末娘が熱い、と。
 
その日の宿泊は仕方がないとして、翌、日曜日は早々と帰宅することにした。となると上の子2人の気持ちが収まらない。長男とはチェックアウト前にホテル裏の深入山(1153m)登山をすること、次男とは前々から楽しみにしている桜江大橋下の川原で遊ぶことを約束して納得させた。
 
さあ、こうなると大変なのは仕事の段取り。翌月曜日はまだ保育園に行けない可能性が高いから、交代で子守の必要がある。いろいろ考えて、出荷作業だけは日曜のうちからやっておこうと、日曜と月曜は子守を交代して凌ぐことに。しかしここでケチがついた。何と火曜日が天皇即位の儀式で祝日になっていることを、夫婦共々このとき初めて知ったのだった。つまり保育園が休みだから火曜日分の出荷の準備もしておかなくてはならない・・・。
 
ホテル滞在中の、高熱でぐずぐずの娘の守も案の定大変だった。
 
そんなことで、楽しみだった週末は、水盃どころでもなく、慌ただしく過ぎさってしまった。まあ、いつものことだけどね。

 
 

簡単に休みにするなよな
2019-10-21
天皇の即位は素直にメデタイと思うが、それでなんで保育園が休みになるのだ。困ったもんだ。全国に同じような思いの親はたくさんいるだろうね。

現場の若者を見ていてちょっと惜しい
2019-10-19
これまでに多くの新規就農者と一緒に作業をしたり、作業をしている姿を見てきたりした。見ていてその多くの場合で、体の動き、要領、心構えなどなどがちょっと惜しい。これじゃあこれから先大変だろうな、と思うことしばしばである。
 
こういう若者に聞いた限りでは、これまであまり現場作業の経験者に指導してもらっていない。
 
また指導してもらっているはずの人でも、「研修先の親方はずいぶんと細かいことを言う人だった」的に簡単に片づけてしまって、せっかくの「見本」から大して学べていない。あまりにもったいない。
 
その点私はラッキーだった。20歳から現場作業に関わり、多くの指摘をもらい、それを素直にモノにしてきたと思っている。私のような経験をしてきた存在は、私ぐらいの年齢では・・とりわけ農業分野では・・現場作業の勘所を教えられるという意味ですでに貴重ではないだろうか。
 
まさにこういう経験のおかげで今の経営と充実した人生がある。私は貴重な存在として、私が学んできたことを次世代に伝えて行かなければならない。
 
しかし冒頭のことは正確には、現場作業の経験者に「指導してもらっていない」のではなく「学ぼうとしていない」のだ。この入り口のところが実に厄介である。
 

楽しいかな、自然栽培の世界
2019-10-16
10年ぶりくらいの新聞記者さんと歓談。今日もそうだが、うちの取り組みについて話す時は、それが如何に楽しいものかを伝えるようにしているつもり。そしてそれは、多くの場合伝わっていると思っている。
 
やっぱ楽しいわ。自然栽培のこの世界は。

のん気に自家消費米の調整
2019-10-15
昼前から自家消費米の再選別。それなりの高速で処理した色選の網下米を、今度はゆっくりと色選を再通過させる作業。こうすることで全体の作業効率を確保しているわけ。
 
本当は現場が火の車だから、自家消費米用の再選別作業などずっと後回しにしたいところを、今年はこれをやらないと出荷用の袋数が決まらないため続いてやっている。でもこの作業はさすがにロスタイムが膨大になり、それなりに根を詰めたデスクワークとも平行できるので、何とか精神の安定が保てているところ。
 
体が2つ欲しいね。

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