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2015年2月
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2015年2月
ベターの普及にベストは邪魔か
2015-02-28
先日招かれた食育講座のネタをもう一度。やっぱり私にとって何かと興味深いイベントだった。
 
驚きが会場の玄関に入ったとたんにまずあって、県の農産関係の人たちの姿、どころかお偉いさんも。会の冒頭の挨拶でも「こういう食育に関する場に自分らの立場がいるということは珍しいのだが・・・」とおっしゃっていたが、米価の下落を受けたお米の出口対策ということが容易に察せられた。講座の主題が完全米飯の給食の推進だから、極めて分かりやすく有意義な連携である。
 
県は以前から「除草剤ゼロ作戦」も展開しているから、給食との絡みは最高。今回、所長が講師で来られていた益田市の吉田保育所は、昨秋に出雲で民間主催で講演をされた幕内秀夫氏の指導を以前に受けられ今の給食にされたわけだが、このたびに垣間見られる県の動きは出雲のような動きが後押しになっているのかどうか。
 
幕内氏の、米のクオリティは一旦置いておいて「米飯にすればそれでいい」的な一転突破はとても分かりやすい。言い換えれば、ベストは置いておいて、ベターを目指そう、ということ。私もこれでいいと思っている。
 
となると、当然私の中にはいくらかの葛藤が生まれて、先日の講習会で私が話させてもらったような内容は、「米飯で一転突破作戦」の邪魔になるのではないかということ。世の中にはいろいろな人がいる。敢えて私の言うことがベストとすると、ベストがベターの普及を妨げるという構図で捉える人は必ずいる。しかしベストとベターがお互いの立場を認めて手を携えて進むことは十分可能。そもそも両者の解釈は相対的なもので、「現状では米飯一点突破がベスト」ということもできる。私の言うことは現状では理想の域を出ず、ベター。
 
そのためにも、誤解が生まれないような配慮を私はもう少しするべきだろう。「現状では難しいが本当はここを目指して行きたい」的な言い方はもちろんだが、栄養でなく生命力を取り込むためにはとりあえず旬を食え、というのは「旬以外のものを食う必要はない」と、より両者を結びつける言い方が必要だ。誤解が生まれるのは双方が結びつかないためだから。
 
今回の講座で、私なりに今後伝えていくべきことが大きく整理されたのではないかと感じている。私の発表の内容は毎回変わっているが、それ私が常に学んでお利口になっているのだから仕方がない。
 
もっとも私が担う第一義は、自然栽培の食糧生産の実践。このとてつもなく大きく厄介な山を前に、まだ道半ばである。人前で偉そうにウンチクを垂れて喜んでいる場合ではない、といういつものネタで締める。

※2回目草取りマラソン進捗率:17%

ついに、休日
2015-02-27
今日はとうとうギブアップ。といっても別に体調を壊したわけではなく、疲れがたまっただけのこと。保育所でインフルエンザが流行り始めたこともあって、私が起爆剤にならないように余裕を持って体力回復を目論んだという次第。ウイルスはきっと我が家に入り込んでいるだろうから、戦々恐々なのだ。朝からおチビの検診の運転手、昼からはずっとコタツで寝ていて今起きたところ。これから夕方は長男の関係で小学校と保育所で寄り。たまにはこんな日があるのもいい。
 
一昨日から、雪害で圃場に倒れこんだ竹と雑木の整理を始めた。まずは近々ゴボウの作付けをする圃場から始めたが、このたびのは筋金入り。田津地区全体をやるには、こりゃ恐ろしいほどの時間がかかるぞよ。急ぐところを急いで、今後暇を見て少しずつ片付けていくしかない。
 
草取りマラソンは、連日義母の応援を頂いている。今日は合計で5時間くらい入ってくれてるんじゃないか。私が昨日今日とまったくやっていないというのに、本当にありがたいことだ。
 
これを書く間に、窓の外の山茶花の葉が、雪であっという間に白くなった。久しぶりの積雪。今年の暖冬で畑はどう動くか。明日からはまた、やるぞ。春の段取りは1年を左右する。いい段取りが組めるよう、頑張って済ませることを済ませておきたい。

※2回目草取りマラソン進捗率:16%

ニンジンの供給を断念
2015-02-26
給食用ニンジンの江津センター向けの供給を断念。前向きに対応してくれた納品の担当さんを散々振り回した挙句なので後味が悪い。
 
給食センター側に改善して欲しいことはあるけれど、こちらの反省も多い。収穫がもう少し早い時期だったら結果は違っていたはず。品種のこともあるし、この度も私にとって初体験。こういう初体験を繰り返して学んでいくという宿命は避けられない。潔く諦めたい。
 
これに伴ってニンジンの収穫作業は終了のつもり。推定で700キロくらいは畑に眠っているが、諸事情により、見切る。いままでも散々やってきたこと。幸い、直接経費がほとんどかかってない。もちろん散々手間をかけてきたから痺れに痺れまくっているが、ああ、解放された、これで他の作業が進められる、という安堵感もある。
 
今期のニンジンは作付けを大幅に縮小して臨んだが、10a以下とかの小さい作付けはよっぽど気を付けなければならない。というか、うちのようなスタイルの経営ではやるものではない。サトイモで数年間そうだったこととは事情が違って、このたびは一つの教訓になり得た。よっぽど冷静に考えるなら、ニンジンはやめるのが正解なのだが、なかなかそうもいかないのが毎年の悩みである。

そうそう、桜江の給食には当面は供給を続ける。息子が入学する4月まで続ければいいなあと思っているが、無理か。2〜3年後には江津センターに統合されてなくなってしまうらしいのが残念、というか、無念。
 
 
※2回目草取りマラソン進捗率:13%

給食の光と影
2015-02-25
わざわざ偉そうなことを書くつもりはなく、どこでも繰り広げられる給食の供給システムの問題。私もそれに直面しているというだけのこと。
 
便利がもたらす害。システムが突き当たる限界。ここを破っていくのは志ある人、と、そういう人の繋がり。

事情の一端を垣間見て。
 

※2回目草取りマラソン進捗状況:10%

トラブル続出
2015-02-24
給食のニンジン出荷でトラブル続出。桜江のは自分のウッカリの類。しかし江津のは、え〜?マジポン?そりゃどうにもならんぞ・・・とちょっと辛い状況。今は結論待ち。鍛えらるねえ。
 
そんな中で、連日葬儀に出席、といっても時間が取れず顔を出す程度になってしまっている。草取りマラソンは1回目が終了した。パンパカパーン。

しかしエン麦の猛威、草の逆襲。遅々として進まぬ諸作業。襲ってくる眠気・・。集中して、間違いや事故のないようにやらねば。
 
※1回目草取りマラソン  祝!終了
※2回目草取りマラソン進捗率:8%

家族が増えて、まずはの試練
2015-02-23
長男のときに経験したので覚悟はしていたが、しばらくはみんなで、ただただ辛抱。
 
なんのことはない、夜泣きのせいで熟睡できないというだけのことなのだが、これが大変。一番大変な女房はもう言うまでもないが、息子も寝不足で機嫌が悪くてその面倒もあるし、私も満額の作業ができない。義母が手伝いに来てくれていて助かっているが、帰られた後、さあどうなるか。みんなで体調を崩さないようにやっていきたい。

なんといっても私が辛いのは、泣き声でうっすら目が覚めても、「知らぬふり知らぬふり・・・」とボンヤリと寝続けなければならないこと。すっかり意識が戻ると再び眠れなくなる。しっかり寝て体力を保っていかないと徐々に仕事が行き詰る。女房への申し訳なさでいっぱい。今までに星の数ほどの家庭が経験してきたことに過ぎない!と自分に言い聞かせて割り切るように努力している。
 
作業のほうは、草取りマラソンは相変わらずだが、春までにやっておかないとならない作業がまだまだ山積みでそうとう焦っている。人参の給食への供給が、先月から納めている桜江地区センターに加え、本体の江津地区センターでも始まったので収穫〜7納品も本格的になる。こんなときにね。でも、給食って、またちょっと違うんよね。
 
※1回目草取りマラソン進捗率:99%
※2回目草取りマラソン進捗率:  6%

興味深い食育の講座
2015-02-21
昨日招かれた講習会は、栄養士さんが多く参加されていたみたいで、そのこともあってか私にとって何か格別な体験だったのではないかと思える。いろいろな気づきや反省や意欲など、未だに余韻が尾を引いている。
 
具体的にはいつか触れてみたいが、中でも強烈に感じたことは、やっぱりこの世を覆い尽くす「栄養信仰」。
 
講演後の楽屋で、以前からお会いしたかった吉田保育所長さんから具体的な事例も聞いたが、「栄養」という概念のためにがんじがらめの世界。「栄養」のためならお菓子やゼリーの常食もあり。「栄養のためなら百害を受容するのか」ということを私は講演の中で言わせてもらったが、もっと具体的な事例を出しても良かったかもしれない。今時は、水に溶かして野菜を浸しておけば野菜の栄養価が高まる、などという粉も売っているみたいだし。そのうち給食でも使われかねない。
 
しかし、まあ、どうか、「栄養」という概念を捨て去ろうということは、私からするともう哀しいくらいにあまりに真っ当な考え方なのだが、栄養信仰に浸る人にとっては、あまりにも過激で受け入れがたいものだろう。少し程度を考えた方がいいと思って、急きょ「旬を一番重視しよう」と強調してみたつもりだが、どうだったか。
 
給食の議論をすると必ず出てくる経費の問題。しかし「栄養」という概念に騙されなければ、これも簡単に解決する。
 
吉田保育所長さんが、「栄養じゃなくて生命力か」と納得されたのが昨日の私の最高の喜び。分かる人には分かっていただけるし、「声をあげていきましょう」のよくある一言でも、こういう方に言われれば勇気も元気もでる。そういうことが相まってとても元気をいただいて、先に会場を失礼して、快晴の空の下を車をブッ飛ばして畑に直行した。

ここでも「養分供給」の害
2015-02-19
事務所から自宅に戻り、14時という遅めの昼飯を食いながらこれを書く。うちの自然栽培のご飯と、おかずは女房が漬けてくれたゴボウとマコモと赤ずいきの漬物だけ。素材は全部自家製自然栽培。朝飯を抜いたのに、こういう昼飯が食いたくて今まで間食をせずに我慢していた。これで十分だよ、昼飯って。夕飯は?って。そりゃ酒がいるでしょ。
 
明日は食育講座でちょこっとしゃべらせてもらうが、こんなこと視点の話になる。実践者ならではのネタってあるはず。
 
ところで、長年、夕方時分に空腹が過ぎると体が震えて冷静でいられない症状に悩まされてきたが、どうも原因が砂糖にあった可能性がある。「低血糖」だとかなんとか言って、あらかじめ糖分の補給(ようするに、おやつ)をしがちだったけど、この糖分を摂らなきゃそもそもこの症状が出ないという理屈。実際に最近この症状が出なくなったし、出ないから糖分を摂らないという良のスパイラル。
 
ちょっと考えれば当たり前だったね。何事も養分供給という概念を捨て去れば、答えは意外と簡単に見つかるものだが、足元が見えていなかった。いや、お粗末お粗末・・・。
 
折しも、うちの補助事業の関係で、養分供給を前提としない栽培の否定を前提とした仕組みと、市の担当者が戦ってくれている。明日のしゃべりも市の別の担当さんが持ちかけてきた。最高よ、江津市。(決してお世辞じゃなくて。)
 
なんでも全力で地味に目の前のことをやっていくべし。それで養分供給じゃないんだという理屈が自然に認知される流れがこの地に生まれればなあ、と想像すると楽しくてならない。

※1回目草取りマラソン進捗率:99%
※2回目草取りマラソン進捗率:5%
 

切り札の納品
2015-02-18
いやはや、実に慌ただしい。出荷、納品立ち合い、緊急のデスクワークで朝から走りっぱなしで、気が付いたらもうすぐ13時。腹減ったな。
 
納品の立ち会いは、秘密兵器。といっても何の変哲もない繁用のハローなんだけど。殺人的6月繁忙期を楽にした上に、空き農地の作付け増が期待できるから、うちにとってはまさに切り札的な導入なのだ。たったこれだけのことで、あの繁忙期が楽しみになってくるというもの。
 
さてさて、午後は現場を進めねば。名前はいつ考えるのだ・・。
 
※1回目の草取りマラソン進捗率:98%
※2回目の草取りマラソン進捗率:5%

産後の繁忙
2015-02-17
わかっちゃいたけど、日ごろの女房の分まで全部一人で背負うのは大変だ。とにかく時間がいくらあっても足りない。
 
今日などは、息子を保育所へ送り届けたあと、緊急のデスクワークや出荷、販売一式、燃料給油、販売管理の作業を終えたら、ああ、もうお昼。今日のノルマはまだ、50PSトラクターの回送とトンネルの草取りがあるというのに。
 
一子目のときは若いスタッフが1人いたし、私自身が早朝から夜まで働いてカバーしたが、このたびは息子がいる。女房と初めて離れ離れになって寂しくしているので、なるべく寄り添っていてやりたい。夕方はいつもより早く迎えに行くから、車で30分弱の女房いる病院へ毎日行こうと言って聞かせると、元気を振り絞っている。それが不憫でならず、夕方は早く切り上げようと思っている。
 
両親の手助けはありがたい。毎晩、晩飯は実家で食べさせてもらうつもりで、息子も喜んでいる。常に動き回って遊びたがる息子のエネルギーを、いくらかは両親と分散して受け止めれるので、そういう意味で楽でもある。ただ、昨日も書いたが、私のバイオリズムがよりによって今が「底」で、相当の体力と気力を使う。たった1日ですでにくたびれ加減ではある。早く梅の花が咲く頃にならんか。
 
今日のノルマだけはやっておかんとならん。こんなものを書いている場合ではないが、今日始めての休憩だ、まあいいだろう。そうだった、子の名前を考えなければならなかった。昨日からようやく考え始めたが、トータルで30分くらいのものか。時間がもう少し欲しい。この状態が今週いっぱい続く。もちろん名前だけは今週といわずに早くつけてやりたい。

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